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ととから流コラム「人狼はゲームメイクと素村視点を」

人狼で生き残る方法、どう推理を作るのか、ゲームメイクとは

今回はととからさん(@totokara_wolf)に人狼での意識すべき所をお話して頂きました

はじめに

今回で第3回目となります。

1回目はこちら
2回目はこちら

今回の主役は人狼

人狼は村を襲う一見ヒール的ポジションではあります。ですが、人狼も人狼で、お腹が空いてしまうのです。人間食べなきゃやってらんねぇ!なわけです。食われる方はたまったもんじゃないですが。

そんな人狼という役職でどうやって勝つのか?というのは初心者でも上級者でも難しいものなのは確かです。では、基本的な概念から考えていきましょう。

1.人狼が生き残るには?

まず、大方この記事を見てる人(分類としてはととからの記事は中級者向けとされてる)は村に入った人が大多数かと思います。
もちろんこれから人狼始めるよ!なルーキーズな方々も、ぜひ覚えてくだされば幸いです。その上で語りたいと思います。

よくある人狼ゲームのあらすじとしては「村人に紛れ込んだ人狼」というフレーズがあります。

つまり、人狼は村人になりすましてるのです。なら、行動は村人のものを取ればいいのですよ。下手に人狼だと意識しまくってしまうのは逆効果。

前の記事でいう村人らしい推理を披露すれば、少なくとも真っ先に吊られる位置ではなくなるでしょう。

そう、ここで気付いた方もいるんじゃないでしょうか?

「村人のふりをした人狼と本当の村人の、村人っぽさのデスレース」でもあるんです。どこまで白要素を積み上げることができるのか?とも言い換えられます。

村人よりも村人たれ

2.じゃあ、どう【推理】を作ろうか

とはいえ、人狼と村人では大いに違う点が1つあります。

人狼は仲間の人狼を知っている
普通の村人なら知り得ない情報です。ですが、人狼になると知ってしまうのです。そこで仲間を不自然に庇ったりすると芋づる式に吊られてしまうことも多々ありますね?

なので、やりやすいところから手をつけるべきです。

村人を狼に仕立て上げるよりも、村人をより村人っぽくさせるか仲間の狼を狼だと主張する方が、結果を知ってても言いやすいですよね?ほら、嘘はついてませんね。

結果が知ってるなら、その結果に沿うように最初は立ち振る舞えばいいのです。素村視点からモノを語ることがまず大事なのです。

3.ゲームメイクを意識しよう

さて、人狼が使えるとっても重要なコマンドがあります。それは「噛み」です。邪魔なやつをコロコロしちゃうのです。人狼だもん。この占い師邪魔!今日がお前の命日だ!

さて、その噛みは使い方次第で人狼陣営をどうとでもできてしまう、いわば諸刃の刃。有効活用すれば有利になるなら、使うしかありませんね。では、どう使えばいいのでしょうか?

そうなると人狼は占い騙りまたは霊能騙りなどをどうすべきか。出るのか出ないとか。出たとしても真占いはいつ噛むのか。そんな感じで次から次へと決めなきゃいけないことが出てきます。

次に結果はどうするとかそういうのも出てきます。狂人が出てくるならそれを踏まえて…など色々と出てきますね。

これらをひっくるめて【ゲームメイク】という言葉にまとめることができます。勝つためにはどう噛みを使い、その上で動くのです。

理論だけ言っても伝わりづらいので、例を取り上げましょう。
J鯖でメジャーなアルティメット配役が1番解説しやすいので、今回はこれを用いますが、17aや12bだとまたセオリーが違います。配役ごとのセオリーの違いはまた別の機会に開設できればしようかなと。

例 とあるアルティメット

占い師
A→G◯H◯
B→I(自分)◯J(仲間)◯
C(仲間)→K◯J(仲間)◯
霊能
D→E◯
吊り
E
噛み
F
グレー
L,M

仲間がC、狂人から白を出されたI、もう1人の仲間が2白のJとしましょう。

随分と優秀な狂人ですね。優秀な狂人だと難しい2囲いを平然とやってきます。私はたまにしかできません。

この時人狼視点は様々な選択肢が取れます。

1.真占い師Aを噛む(真占い噛み)
2.狂人Bを噛む(狂人漂白噛み)
3.霊能Dを噛み信用勝負に持ち込む

グレーが狭いので、グレー噛みは自殺行為です。同様に片白噛むにしても範囲が狭い。

狩人抜ける可能性もあるけど…、チャレンジするならそのまま占い師を噛んだ方がお得ですね。
だがしかし、そのまま真占い師を噛みに行って護衛されたらどうなるのでしょうか?

真占い師Aの視点
グレーL,Mと対抗の白I,J,KがA視点のグレーです。5グレーなので、適当にグレー吊りグレー占い結果白を引かれるとどうなるのか?
あっという間にA視点3グレーになり、狩人coで詰みます。

このタイミングでAを噛んでgjが出てしまうと、人狼視点は一歩間違えば負け、そうじゃなくてもかなり致命的な状況になります。Aが黒を引くなりすれば少し状況は改善しますが…、それでも厳しいというわけです。

A噛みに成功すると4グレー2狼となります。さて、ここからはグレーの殴り合いです。

ですが、やはりgjが怖い。ここでどっちに転がっても得な選択肢があります。

狂人B噛みです。
Bを噛むと、まず村はBが占い師ではないか?と感じます。

よっぽど察しが良くないと漂白噛みには気付けません。さらにその占い師の白である自分も村であると錯覚してくれます。

Bが護衛されてgjが起きても、「護衛はB」と狩人がcoすれば、「噛まれる=!」という図式が成り立つこともあります。

だがしかし、信用勝負に挑んでやる!なシチュもあります。明らかに真占いAの信用が低いパターンです。その場合は霊能を噛みましょう。邪魔でしかないので。

Aの信用が高い時は信用勝負も挑んでも厳しい場合が多くなるでしょう。それでも敢えて信用勝負するなら、大人しく漂白B噛みをしておけば良いかと。

実際の村では、B噛みを真っ先に選んで噛みが通りました。その後、占い師ローラー→自分IとJがBの白だから進行よろしく!な場面となり、もちろん勝ちました。

一応補足ですが、真占い師をストレートに噛むべきシチュエーションもあります。

その方がグレーが広くなり、村側が置くべき白置きの数が増える場合は変に漂白を狙わずに真占い師を噛みましょう。
そういう戦術眼を養うために、やはりゲームメイクを意識しましょう。

4.まとめ

使いこなせばゲームメイクで勝てるゲームもあります。また、落とすはずのゲームもゲームメイク次第では勝ってしまったなんてこともあります。私の経験則ですが。

しかし、基本は【村人よりも村人たれ】が肝心です。村人よりも白くならなければ後々吊られます。

・村人よりも村人らしく推理しよう
・邪魔占い師は噛もう
・噛みを有効活用しよう(ゲームメイク)

狼は初めは難しいですが、慣れてしまえば楽です。気負わず、落ち着いて、

仲間を裏切りながらあざとくしたたかに村人として生きましょう。

次回作は未定です。書くつもりはありますが、色々ネタがあるのでそれら次第です。

また、リクエストも受け付けてます。リクエストがあれば私のTwitter(@totokara_wolf)か管理人(@kai_kussee)まで連絡をよろしくお願いします。

記事作成者→ととから(@totokara_wolf)

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