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【リレー対談】普通配役深掘り後編【黒蛇・Alt】

前編はこちらから

リレー対談今回は普通配役、主に12bにおける黒蛇さん(@ptbNDOQ7Jrp4QsK)の疑問についてAltさん(@cerolapain)に解説していただきました

以降黒蛇さん=マイク、Altさん=ゲイルでお送りします

④噛み先が分からない!

狼になったけど、相方も不慣れですって挨拶されちゃった。狼として噛み位置が分かりません!
疑ってるグレー?自分だけが白を打った位置?占い真偽をこちらに寄せてくれてるところは決め打ちで有利でしょうか?狩りの見分け方?

狩精査

狩位置精査から入りますね。
単純に人外目線での潜伏人外位置。これは狙い目になるかと思います。
というのも、村役職の中で該当配役で唯一『中盤以降までCOを伏せる必要がある』立場になるので自然生き残りやすい位置に収まろうとする。
つまり、グレーであれば無害なポイント。
先程も少しふれていた狐位置と同じような動きになることが多いです。
狩狐位置とセットで表現されることが多いのも、両者の立ち回りが似た者同士な部分があるからですね。

噛み先に関して、グレコンの観点もあるのでどこまで削るか。
狐ケアのバランス
狼目線で重要なリスクコントロールをどこまでやるか。占い噛み、霊噛み、白位置噛み、最後にグレ噛みと『初手でどこから選択するのか
村陣営から噛み考察も推理される前提で、それに対するメタまで含めた重要な能力。三陣営戦ということで、単なる脅威噛みのような「有能位置を優先する噛み」を脳死で通せないのが、バランス配役、物語ってるなと。

残す位置

なんだかんだ狼目線、脅威にならない位置
味方として欺けるミスリード位置は残すのが後半有利に繋がりますし、そこは噛まずに残すのが理想ですね。そこが非役であれば最良だと言える。
逆に、村目線経費扱いを受けたり、SGとして後半まで噛まれない展開では自分の考察に誤りがないか。全考察の姿勢を、崩すべきではない。

噛みに関してはこんなところでしょうか。
潜狂ぽいのがいるなら避けて、狩狐目標で探していくのが無難ですね。
真占いが狙いそうな位置で噛み合わせて信用を下げていく戦術も、セオリーとして有効ですね。
噛まずに放置した方がいいとこは、その判断が過ちでなければ狼勝ちに転がる。

⑤狼柱と偽告発

狼柱ってやっぱり必要ですか?狐が見えてて噛めたり、真占い噛んで銃殺させたり?最終的に積まないか不安です。

結論から書くと「狼柱は必要な盤面の方が多い」「偽告発はNG」となります。

狼柱

狼柱については特定の進行を参考にして頂けるとわかりやすいですが、村の真占い不在状況や飽和手前の二匹生存状況で必要な人外側の譲歩、必要経費扱いですね。

偽告発についてはジャッジメントで何度か見かけていますが、体感9割そのまま飽和しています。狼利があまりに薄く、捕捉済みの狐がいて素直に提出しないメリットを優先するのは奇策としても弱くセオリー度外視で自分は好みではありません。

狼柱は基礎配役に置いては四日目生存者7人、翌日5人盤面での狐狼狼残り『おうどん条件が満たされる』危機的状況の中で村側に対し狼側から協力を示すプレイで
最低でも翌日の狐狼人外構成から「飽和回避」を目的とします。その際噛み予告を行い(予告位置の狐判定を全視点一致させる)ここから非狐確定の死体情報ないしは平和発生時の予告先が狐であるかどうかがわかるので、終盤戦の詰めとして三陣営配役における狐ケアを完遂していく戦術になります。

狐盾

こちらの飽和回避進行とは別で、狐盾と呼ばれる戦術も存在しますが「全陣営の最低【引き分け終了】を主眼とした不利構成の二陣営協力」となる展開になるので、前提となる引き分けシステムのないジャッジメントで狐盾盤面は再現出来ないことから概念的認知に留め置きます(擬似的に狐盾構成を狙うのは可能です)

奇数進行、狐位置が不明な四日目狼柱は狐捕捉ルートに辿り着いた場合、偶数移行から6人→予告先確定狐を吊りながら最終日到達で4人(残グレ数次第とはいえ吊り先を広く取れる点で有効)捕捉出来ずの村陣営死体が上がっても5人→狐狼残りから狐吊りを狙えば、村と狼それぞれの陣営勝利の可能性が残る盤面までは持ち込める。

仮に狐盾構成を再現するのであれば、例として1ー1内訳(占い欠け、騙り狼一人の狼ー真仮定で)狼が真霊に白投げしている状況であれば開幕最大9グレ盤面から始まる(0ー1占い欠け構成の10グレに続いて狐ケアの難しい状況になる)

そこから吊りと噛みでグレーを狭め3~4人の狐候補が消えたとして非狐確定になるのが死体となった村人のみ。残り3~4人の狐候補が(翌日騙り狼の白先を噛むかどうかで変わるとはいえ)どうあっても残されてしまう。相方潜伏狼を除いた狼目線残り3or4グレから狐が吊れていなかった場合に、1/3ないし1/4の確率の狐噛み捕捉が叶えば6人盤面狼COから捕捉狐の告発と狼柱宣言→騙り狼吊りから再度捕捉狐噛みによる縄回復5人盤面で全目線確定狐吊り→村か霊を噛めば2or3グレ構成のLW目線タイマンないし三つ巴の最終日を迎えられます。ですが、この盤面と展開を狙うにはリスクが勝ちすぎているのと狐利の強さから村陣営にとっても狼陣営にとっても美味しくない。

狐ケア

飽和回避進行を採用しないまま、狼柱を作らない展開で進行した場合に、最高で2/3か3/4の村噛み即うどんとなる可能性(6~7割強の飽和終了を引き寄せるだけの)背徳要素だけが強い、狐目線になると感謝したくなる村でしかなくなる。

偽告発を行った場合も同様で、村目線としては狐を処理したものとして最終日に望む為、LWが敢えて残した狐位置を黒塗りしながら吊り押す展開は、自不利を強く背負うことが多く推奨出来ません。
どちらにしても、引き分けがない環境では、その結果が全て狐狼勝利に変換されることもあり、必然、ジャッジメントでは狐勝利を拝みやすい環境となっています(配役理解が不十分なプレイヤーの狐ケアが追い付かないケースが多いのも一因ではある)

内訳次第とはいえ、狼が飽和を避ける為にやれることはたくさんあるので、三陣営配役に臨むのであればこの狐ケアという大原則を村陣営と一部協力しながら、精一杯やっていきたいですね。

確かに、狐と狼なら村は狼を吊らざるを得ませんもんね……

狼目線に関してはグレコン含めた最終盤面でのLWが戦える状況を意識して立ち回る他ないので、狐ケアのバランスをどこまで調整していくかというのも醍醐味の一つにはなります

最後に

三陣営基礎になるこの配役のプレイヤーが一人でも多く増え、それと同時に楽しめることを願っています。
関連事項は飽和進行や柱進行で検索かけるとある程度HITするのでそちらもご参考に
狐ケアに関して多様な思想が混在するので、自分の今回の説明も一つの解釈として受け取って頂けたら幸いです

狐村に関する教材として、PNSZMさんの創作動画「ゆっくりできない人狼」シリーズの狩視点占い視点(リンクはニコニコ動画です)の動画を参考にしてみてはいかがでしょうか

配役普及が進むと嬉しい該当配役ですが、自分がこれ以上に好きな配役が14猫配役です

ヨロヌ先生のゆっくり人狼動画(リンクはニコニコ動画です)も最高に楽しめるのでオススメしておきます

Altさんが話されたこの記事を見てくれた人が、1人でも興味を持って普通配役のアクティブ人口が増えるきっかけになればと思います。
今日はありがとうございました。

黒蛇さんの良い質問と対応にも感謝です。

記事作成者→カイξ(@kai_kussee)
記事編集者→黒猫 ロディ(@tadanogeotaJ4)
協力→黒蛇さん(@ptbNDOQ7Jrp4QsK)、Altさん(@cerolapain)

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